「知ってはいけない」を読んで知らなきゃ良かったと思った
戦後70年経っても、日本はまだ米軍の占領下にある!!なんて聞いてあなたは信じられますか?
こんにちは、ジョおです。今日紹介するのは、
矢部宏治「知ってはいけない 隠された日本支配の構造」
です。
戦後70年経っても、日本はまだ米軍の占領下にある!!なんて聞いてあなたは信じられますか?
私にはとても信じられませんでした。この本を読むまでは・・・
戦後日本のありえない事実が、日米の公文書を通じて次々と明らかにされていきます。
今後、この本の観点なしで日本の行く先は語れない!という必読書です!
東京の青空は米軍の支配下にあった!?
首都圏の上に広がる広い青空・・・
これが実は米軍の支配下に置かれているなんて知っていましたか!?
※私は知りませんでした・・・
関東から北陸にかけて日本を縦断するように設置されている「横田空域」
ここは米軍の管轄下に置かれていることから、日本の航空機が通るには米軍の許可が必要です。
つまり、日本の航空機は米軍の許可なく首都の上空を自由に飛ぶことができないのです!
自分たちの国の空なのに!こんな理不尽なことがあるでしょうか??
ほかにも本の中ではいくつもの理不尽な米軍と日本の関係が紹介されています。
日本国憲法よりも上位の力を持つ「日米合同委員会」の存在、日本の国土は全て米軍の治外法権下にあることなどなど。
出典元:http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/japan-taboo/
一見するとただの陰謀論にしか思えない内容ですが、全て公的な文書にしっかりと記された事実ばかりです。
ではなぜ戦後70年もこのような米軍の振る舞いが可能なのでしょうか?
日本を取り仕切る裏のルール
すべての鍵を握るのはこの法則です。
「新しい日米間の取り決め」=「古い取り決め」+「密約」
これは、日米間の取り決めが変更されて見栄えがよくなったとしても、その背後では密約が交わされ、事実上日米間の取り決めは古いもののまま維持されるというものです。
つまり、戦後70年間、日米関係は根本的に変化していません。
そして筆者によればむしろ、今の日本は70年前に米軍が思い描いた理想の日本支配のシナリオに突き進んでいるというのです。
これからの日本はどうなる?
私自身、まだこの本の内容を消化しきれていません。本当なのだろうか、というより本当であって欲しくないと思っています。
しかし、もし本当であれば本書の構造は今の日本が抱える多くの問題の背後に潜むものです。
今後の日本について考える前提として、本書を読んでみてはいかがでしょうか!