元バックパッカーが語る!一人旅の魅力~かっこわるい失敗が最高に楽しい!~
今回は、アジアを中心に半年間一人旅をした経験をもとに、一人旅の魅力についてお伝えします。
一人旅なんてできるかな?と悩んでいる方、あなたにも絶対にできます!
一人旅はかっこいい?
「一人旅はかっこいいものだ」
みなさんはこんなイメージを持っていませんか?私はまさにそうでした。
「孤独を求めて荒野に旅立つ。自分の力で未知の世界を切り開き、冒険に出る!」
なんてかっこいいんだ!!!自分もそんな人間になりたい!!
これが私の一人旅へのモチベーションだった一方で、「自分はそんな人間じゃないから無理だ…」という諦めにもつながっていました。
ところが、実際に半年間一人旅をした今、そのイメージは間違っていたことが分かりました。
一人旅をしても、私は特にかっこよくなりませんでした。孤独に慣れるわけでもないし、失敗もなくなりません!
それでも、一人旅は楽しいのです!
そして、確信を持っていえます。
どんな人にでも一人旅はできる!
一人旅は失敗ばかり
私の初めての海外一人旅は、タイのバンコクでした。
バンコクといえば一人旅の初心者にピッタリとされる難易度低めの場所。
ところが、そんなバンコクでさえも私にとっては恐ろしい場所だったのです。
できなかったこと① 横断歩道を渡る
排気ガスを撒き散らし、ものすごい勢いで走ってくる車、クラクションを鳴らしつづけるバイク、そして存在感が薄すぎて誰も守らない小さな信号。
なんじゃこりゃあああ!!!
三車線ほどのはずの道幅が八車線くらいにも感じられました。
あまりに遠い対岸…
私は恐怖のあまり横断歩道を渡ることもできませんでした。
できなかったこと② 屋台でごはん
一人旅といえば匂いにつられてふらっと食べる屋台飯!カッコいい一人旅に屋台は欠かせません。
でも、怖い!ガイドブックには「屋台は自己責任」と書いてある!病気になったら…お腹壊したら…そもそも注文できないかも…
そこで私はネットで「入念に下調べ」をし、衛生面◎かつ写真メニューありという安全な屋台に向かいました。
ところがです。
待っていたのは圧倒的ローカル感!!
飛び交うタイ語と熱気に震える足、泳ぐ目線!
気づけば私はマクドナルドでチーズバーガーを食べていました。
できなかったこと③ 値段交渉
一人旅のエッセイなどを読むと、よくお店やタクシーでの値段交渉の話が出てきます。
ぼったくろうとする商人相手に一円でも安く値切った話なんてめちゃくちゃカッコイイ!そんな武勇伝を作って子孫にも語り継ぎたいものだ、と思っていました…
でも、そんなのできるわけなかった
言葉も通じない相手に「これ下さい」と言うだけでも一苦労なのに、その上値段交渉だなんて…
明らかにぼったくられていると分かっていながらも、出てくるのはジャパニーズスタイルの愛想笑いとカラ笑いのみ。最後には、なぜかぼられたこちらが「せ、せんきゅー」と言わされる体たらく!
初めての海外での値切り戦績はもちろん全敗でした。
失敗からが一人旅の楽しさ!
日本では当然のようにできることも、海外ではできません。
全く知らない土地に、通じない言葉。
そんな環境に足はすくみ、「もうここで死ぬんじゃないか」なんてことまで考えます。
ですが、本当の意味で一人旅が始まるのはここからなのです。
ガイドブックやネット、他人の言葉に頼るのをやめ、自分の感覚を研ぎ澄ませると、段々と見える世界は変わります。
最初は気づかなかったことが目に入るようになり、できなかったことが一つずつできるようになり、気づけば現地の人と仲良くなっているなんてことも!
まるで、真っ白な紙に少しずつ地図か描かれていくように、何も分からない街が少しずつ自分のものになっていく喜び。
これこそが一人旅の醍醐味だと私は思います!
きっとどんなカッコいい旅人も、スタート地点は失敗ばかりの弱っちい自分です。
そして、そんな弱っちい自分は実は結構すごいのです!
一人旅に行こうか迷っている人へ
一人旅は行く前にはハードルが高く感じるものです。
語学が…とか、慣れてないから…とか色々と行けない理由は見つかります。
でも、これだけは断言できます。
どれだけ語学ができても、旅慣れても絶対に失敗します!
現に私は、半年の一人旅の後でまた性懲りもなくだまされてます。。。
でも心配いりません!語学ができなくても旅慣れてなくても大丈夫!
生きて帰って来さえすればいいのです!
怖かったらホテルの中から一歩も出なくてもいいのです!
必要なのは、失敗をする勇気だけ!
ぜひ最高に楽しい一人旅をしてみてくださいね!